【目澤先生らの研究報告より】 「Screen Time and Developmental Performance Among Children at 1-3 Years of Age in the Japan Environment and Children’s Study」
Midori Yamamoto, PhD1; Hidetoshi Mezawa, MD, PhD2; Kenichi Sakurai, MD, PhD3; et al
基礎疾患のない児において、一歳からテレビ・メディア視聴時間が長いほど、一年後の発達スコアが低い傾向にあることを示しました。RI-CLPMを用いて、個人の発達やメディア視聴時間特性を調整してもその結果が残り、長時間のメディア視聴時間の影響を解析する因果推論として質の高いものであると考えております。限界として、メディアの質やスマートフォンについては今回の検討の範囲外です。ただし、何となく長くなってしまう傾向は、スマートフォンの方がリスクがあるのではないか、と言う点は懸念しています。
この結果を受けて、具体的にどのようなアプローチが視聴時間の長くなってしまっている子どもに有効であるのかは別の検討が必要です。改めて、誰もおいていかない介入や支援は何であるかにフェーズが移っていくこと、メディアだけでない可処分時間の過ごし方をこどもを含めてどのように考えていくかを熟議し、進めていく必要があります。 詳細は以下よりご覧ください
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